【良くなると楽になるの違い】
来院してくる方は「いま」楽になりたいのですから、良くなるのと楽になるというのは少し違います。
例えば、ぎっくり腰をやって、コルセットで固めれば楽にはなります。
しかし良くなるわけではないのです。
コルセットという固定をするから立っていられる。
少し楽になって動けるだけなのです。けっして良くなったということではない。
だから道具(コルセット)は道具(コルセット)として楽になるなら使ってもらってもいいのです。
ただそれが今度体の回復を邪魔する問題になっているならば逆に使わないほうがいいというわけです。
安静にする時期は安静にしてもらって動いた方がいい時には動かないといけないということが言えます。
いつまでもコルセットで骨盤を固めているのがよいというわけにはいかないのです。
正しい位置に戻して安定させるために一時的にコルセットを行うというのなら理にかなっています。
しかし、きちっと施術をしないで歪んだままコルセットで骨盤を固めるから歪んだまま固まってしまうということが起きてしまうのです。
悪いなりに固まって安定という状態であり、当然これは良くなったとは言わないのです。