【安定するというのはその関節が動かないことが安定ということなのか?】
仙腸関節に許される本来(正常)の動きは呼吸による動き、つまり関節(骨と骨との動き)としての機能ではない。安定しているというのは呼吸によって揺れ動くことができるという状態を指します。
これが正常な動き。
仙骨が動くことによって硬膜が動く。
硬膜は仙骨にも付着し、頚椎にも後頭骨にも付着する。
つまり仙骨の動きによって当然頭も動く。
正常に動きがある状態が正常であると言える。
正常にするということは悪いものを良くするという考え方ではない。
「緩い→正常←硬い」の関係
要は、バランスをとるということ。
極端なことをすれば良いというものではない。
体に良いといって、取り続ければ良いわけではない。
①緩いものは安定させる。
②ガチガチに固まっている物は動くようにする
こういった関係で体は恒常性が保たれているのです。