【段階による仙腸関節の程度の違い SOTカテゴリー分析】
SOTテクニックは一般的にカテゴリー分析と呼ばれる3段階にわけられる。
つまり状態によって人はカテゴリー1、カテゴリー2、カテゴリー3に分けられ、
その段階により仙腸関節への意味合いが変わってくる。
カテゴリー1は仙腸関節の関節面である耳状面を重要視する。
耳状面を中心に動き、第1次呼吸をすることで可動性がある程度うまれる。
カテゴリー2は仙腸関節を覆う骨間仙腸靭帯を重要視する。
前方(前仙腸靭帯)、後方(後仙腸靭帯)、骨間仙腸靭帯、これら靭帯を軸として動く。
カテゴリー3は骨間仙腸靭帯が硬くなった状態である。
カテゴリー1・2・3のどの段階でも仙腸関節に動きはある。
●サブラクセイションとは、
骨の位置の変位(仙腸関節の場合はずれるような意味合い)
●フィクセイションとは、
可動性の消失(補正作用によるもの)
同じ仙腸関節の状態でもサブラクセイションと呼ばれるものとフィクセイションと呼ばれるものとがある。
カテゴリー1の場合は骨盤の特に「仙骨」の問題。
カテゴリー2、3の場合は骨盤の特に「腸骨(寛骨)」の問題。
このバランスが崩れることによってカテゴリー1・2・3という検査を通して異常サインが出る。
それに対して仙腸関節を良くするための手技が必要となる。
その補正という形がディストーション(歪み)として出てくる。