【立位検査 歪みと抗重力筋の関係】
歪みに関して
1960年代に出されたある本の中には(ブロックが使われ始めたのが73、74年代なのでそれ以前の話になる)
(SOT創始者のディジョネット氏は1900年生まれでSOTテクニックを始めたのは1925年、カテゴリーとして分類するまではカイロプラクターとして背骨をアジャストしていた)
その時にどういうところを目的として施術をしていたかということ。
それを歪みとしてみている。
カイロプラクティック全般に言えることとして→
姿勢分析器に立ってもらい、見るポイントは以下の通りである、
外後頭隆起(後頭部にある出っ張り)-隆椎(首の7番目の骨)-正中仙骨稜(骨盤後面の出っ張り)-両内果の中心(足首の内くるぶし)
その人の姿勢バランスがよければこれらが全て真ん中にくる。
この姿勢を保つのに筋肉の負荷がかかる。
筋肉は関節を動かすという目的の他に骨格を支える。
これが骨格筋(抗重力筋)と呼ばれている。
この重力において抗重力筋の働きはとても重要である。
仙腸関節という骨盤の関節に体重を支持する部分(体重支持部)がある。
そこを中心に動いているため、直立させるには骨盤を安定させなければならない。
立位検査ではこの抗重力筋の作用が如実に現れるため、立った時の歪みが出てくる。