ぎっくり腰
急激な痛みでぎくっとしてしまう。
こうなってから振り返ると、この動作が悪かったのか、と動きを主に着目する人が圧倒的に多い。
ただ、本当にその動きが原因でぎっくり腰は起きてしまうのかということが問題なのです。
床に落ちた物を拾おうとした時、それほど重くもないものを持ち上げようとしたとき、顔を洗おうと前に屈もうとした時、これらはぎっくり腰を起こす前の動きだが、これらの動きが悪いというのならば、人間何もできなくなってしまう。
そもそもそれら動きは悪い動きではない。
何が悪いかというと、そのような動作をしただけでぎっくり腰を起こしてしまうだけの体の状態をつくってしまっていることが問題なのです。
その最も大きな要因が2つ、骨の歪みと内臓の負担である。
ざっくり言うと、骨の歪みは慢性的なもの、内臓の疲れは急性的なもの。
どちらが原因というものでもない。
どちらも原因です。
ただ、急性的な症状であるぎっくり腰は明らかに不摂生をきたした結果起こる内臓の負担が増大している。
もともとの骨の歪みが強い人ほど少し不摂生しただけでもちょっとした動きでなったりしてしまう。
ある程度、ご自身での食事の管理は必要。
理想はどんなものを食べても、飲んでも大丈夫な体が一番の健康だと思うが、自分自身でも管理できるレベルにもっていくにはやはり食事のコントロールをした方が圧倒的に早いし、再現性がある。
是非試してもらうと健康というものを考えるのが楽しくなるきっかけになるのではないかと思っている。