【骨盤(仙腸関節)が安定するとは?】
骨盤が安定するというのは動かせないことが安定ということなのか?
仙腸関節に許される本来(正常)の動きは呼吸による動きであって、骨(関節)としての機能ではない。
安定しているというのは呼吸によって揺り動くことができるという状態。
仙骨が動くことにより硬膜が動く。つまり頭(頭蓋骨)も動く。
正常に動くのが正常であるとも言える。
正常にするということは悪いものを良くするという考え方ではなくて、「緩い→正常←硬い」の関係
①緩いものを安定させる。
②ガチガチに固まっている物を動くようにする
バランスをとるということ。
どちらかに偏ってはいけないということ。
例えば、コルセットを使っていいかどうかという質問はよく受ける。
どういう目的で使うかによると思う。
要はコルセットそのもので良くなるということは考えにくいのです。
ただぎっくり腰などの急性期で、
「今日どうにかしないとどうしようもない」とか
「いま何とかもたせたい」という場合では、痛みがあること自体が辛い状況なので
コルセットをして少しでも楽になるようなら行ってもいいと考える。
しかし、慢性的になり「コルセットを付けてないと不安」になるようだと話は別。
それは本来の動きをこえて関節を硬めてしまっています。
楽になるということと健康になるということは違います。
その時々の目的によって使い分けすることがベストだと考えます。