【脳脊髄液(CSF)がなぜ大事なのか】
1925年からディジョネット先生がSOTの研究を始めてもともとは自律神経をどうやってコントロールするかというところから始まった。
そのうちに後頭骨ラインという自律神経の反射部位がわかってきた。
ただどういった現象によって後頭骨ラインができるかとディジョネット先生が調べていた時に結構な非人道的な実験を行っていた。
非喫煙者である葉巻を吸わない人に葉巻を吸わせて実験をする。
クラクラになり血圧は下がり、心拍数が高くなる。冷汗がでる。そういう状況の人を調べた。
どういったショックが加わると後頭骨ラインが反応するか、ということを調べた。何人もの被験者がいたわけだが、共通して起こった現象が後頭部の鈍痛が起こった。
脳脊髄液の圧力変動が原因ではないかという結論に至った。そのために脳脊髄液というのは非常に大事であるということがわかった。