【適応と耐性とは何か?】
適応というのは補正をつくってしまう状態。
補正を増やしていく状態。
例えば、仙腸関節で言うと、仙腸関節は靭帯で緩くなってしまってそうすると立つのが大変になってしまう。
その状態に適応するためにはこの状態を補正しなくてはいけいない。
その場合、広背筋で補正する。
他の筋肉で補正する。補正が進んで筋肉が縮むということは非対称性に進んでまた捻れることになる。
それでまた補正するわけですからその補正の繰り返しで人間はだんだん固着が強くなってくる。
そして、その悪い状態に適応するためには補正が進んでいくということが繰り返される。
そういった意味での適応。
適応するということはあまり良いことではない。
人間の体は可塑性がありその状態に柔軟に適応する、対応してしまうのです。
例えばうつ伏せに寝てもらうとすごい捻れてしまう人がいます。
すごい捻れて寝る人がいる。聞いてみるとこれで真っ直ぐだと言う。こっちが真っ直ぐに直すとこれは曲がっているのじゃないかという。
この人の真っ直ぐというのは適応が大きすぎて補正が強すぎて捻れて寝ることが受容器から脳に伝わる刺激が捻れた状態が正常ですよと間違った状態を脳がするぐらい適応してしまう。
適応が進むとはこういうことなのです。
適応がなくなっているということは、真っ直ぐで寝た状態で自分の脳が認識できる。