【筋力検査にとって最も大事なこと】
痛くて力が入らないというのは本来の筋力検査とは目的が異なってしまう。
例えば肘の検査で言うと、前腕を回内にして肘の外側上顆に負荷がかかった状態で筋力テストをすると入らなかったり、回外でも同じですね。
肘が痛くて来る方に肘の痛い肢位を行ったら、誰だって力は入らなくなる。
痛いから。
単純にそういう検査になってしまう。
あとは筋肉の収縮が起こっているから、それを伸ばす側であればそれに対して抵抗が入りますから、その抵抗によって筋力が落ちる、という検査になってしまいます。
そういったことをわかってやっていればいいのですけども、単純に回内にしたら橈骨が問題、回外にしたら尺骨が問題というようにやって筋力を調べるとおかしいことになってしまいます。
そうするとこの筋力検査はその人の中でおかしい、使えないといった検査となるわけです。
しかし、この方法が良くならないのではなく、全然当てはまらないものをやっているだけなのです。