【急性の問題は何を表しているのか?】
急性の問題は結果的に一番負担をかけて弱くなっているところに出る。
急性の問題は傾向として内臓に出ることが多いのだが、心臓に出ているからと言っていきなり心臓が悪いですね、ということではない。
心臓、冠状動脈に出るような人は全身の過緊張状態という人が多いのです。
簡単に言うと、全身ボディスーツを着ているような状態。血管の収縮と弛緩が非常に悪い。
それによって各組織の細胞に血液や酸素が行きづらくなっているということ。
それに対して心臓への要求が増えるから、負担という形で問題として現れてくるというのではないか。
忙しくしてなければ問題はないが、少し動くとすぐ息が切れたり、すぐ疲れるという状態。
体がだるくなったりちょっと動くと体が重くなるから、いわゆる心臓症候のような体の状態にはなります。
そのためいきなり心臓に問題が出ていると言っても心臓が悪いと言う状態ではない。
そういった方は特別に珍しいというわけではなくよく見られる。
こういった方が睡眠をとると、要は過緊張状態で寝るということなので、良い睡眠にならず休養することができないので副腎の機能が弱まり、脳下垂体や自律神経機能も弱る。
その結果として後頭骨ライン3の9番、副腎というものが出る。
その症候別に見ると、だいたい副腎機能は低下している。
同じライン3でも副腎に問題の出ている人なら自律神経の脳下垂体が弱まっており非常に強い刺激を求めない、体が受け入れられないのである。だから施術時は十分に注意しなければならない。