【循環障害、流れを止めてはならない】
血液は当然全身を流れている。
全身に回ってるのだから、極端な話、指先をちょっと輪ゴムで止めたとしても全部の流れを障害しているということが言える。
脳脊髄液にしてもそうである。たとえ指一本を怪我したり止めたり固定して動かなくしてでも全部に影響してくる。
だからそういうところを正常にしないと頭蓋骨も正常にはならない。
だからSOTの創始者であるディジョネット氏も背骨だけではなくて、四肢の関節、内臓を取り巻く筋膜が緊張を引き連れて内臓の動きが悪くなれば、内臓の血行障害が起きて当然そこの血液循環が悪くなるというわけですから、それが原因で正常な血液が運ばれない、脳脊髄液が生産できないという状態になってしまう。
やっぱり内臓機能を回復させないといくら背骨を良くしても意味がないということが起きてしまう。
ただ神経的に考えるとその原因を起こしているものが何かということなるのです。
例えば、胃が動かず腸間膜が引き連れているという状態が起こっているとする、それが硬膜の原因だったり背骨の圧迫によって起きている問題であればまずはそれを良くしないことにはすべてが対症療法になってしまう。