【対症療法と根本療法】
痛みで言えば、対症療法は痛みを取り除くこと、根本療法は痛みの原因を取り除く事
高血圧で言えば、対症療法は血圧を下げること、根本療法は血圧が上がった原因を改善する事
文字に起こせば単純なこと、しかし実際に意識して改善しようとしている人はほとんどいない。
今の結果だけを改善しようとしているうちは根本的な改善はできていない。
そういったことを踏まえて物事を考えていくと、
一概に対症療法はダメで、根本療法が良いということでもないのがわかる。
例えば、子どもで風邪を引いてどうしても今すぐ落ち着かせたいというようなケースでは薬を飲むのも1つの選択肢、ただそこで症状が消えて終わってしまうのが問題。
今度はなぜそれが起きたのか、今後繰り返さないように、なっても症状をもう少し落ち着かせるためにはどうしたらいいのか考えていくのが本来の施術の意義なのだと思う。