【症候性と無症候性】
当院に来る方は当然ですが、ほとんど症候性の状態で来院されます。
有痛性であり症候性であり、そんな方々が多いです。
カイロプラクターがやる役割は症候性の状態から無症候性の状態へ戻すこと。
しかし、施術して症候性へ向っているのにまだ痛いという状態があります。
ここでポイントは、時間軸でも幅があるということです。
例えば、腰が痛いですと言って来院した方が一定ラインを越えると無症候になります。
症状がない「痛くない」という状態には変わりない。ただ無症候の状態にも幅があります。
施術して高い健康レベルになった方の無症候状態とまた負荷がかかって適応が増大すると痛くなってしまうほどの無症候レベル。
高いレベルまで耐性が回復して適応が少なくなったという状態の場合、負担がかかっても症状が出るまでの余白がある。
負荷に対しての耐性がある。つまり負荷に強いということが言える、というのが特性である。
同じように無症候でもどちらがいいかは明確です。
無症候性の人に積極的に施術をすべきと考えるのはなんとか無症候レベルにある方で、少し負担がかかるとすぐに症候性の状態になってしまうという場合、さらに健康状態を高めていく必要性があります。
なるべく適応を小さくするのが理想です。
補正を少なくして耐性を上げる。
そこに施術を行う明確な目標があります。
カイロプラクティックの特性。
それに対して体の状態をどう変化していくのか?というのもインディケーターとして出てくる。
適応もジワジワ増える場合もあるし、一気にドスンとくる方も人それぞれあります。