【耐性と適応に関して】
ぎっくり腰をしたと言って当院を訪ねてくる人は多い。
そんなぎっくり腰をやった人でもなんとかその状態で立っていられる。
この状態になる(なんとか立つ)ことによってその状況(ぎっくり腰)に適応している。
人間の体は適応の連続。
体の状態が悪くなると適応がどんどん大きくなってきます。
補正がどんどん大きくなってきます。
これが重なると悪い状態となります。
例えば時間軸に対して、腰の痛い患者さん、適応が増大して耐性が減少する。
適応は時間軸が進めば進むほど増していく。
耐性は時間軸が進めば減少していく。
適応の増大と耐性の減少は同時に行われていく。
ある一定の所を越えると症候性といって、症状が出てくる部分になります。
例えば癌細胞も正常で1日5000個ほどつくられていると言われています。
しかし、人の体には免疫力、耐性があります。
耐性が働いてる部分では増殖を抑えて無症候性の状態になります。
耐性が減少してしまって免疫が働かないという状態になってくると癌細胞が増大していって症候性という状態になってきます。それと似たような感じ。