【脳脊髄液=CSF】
CSFとはどういったものなのか?
機能・役割はどういったものか?
脳脊髄液は2つの側脳室と第3脳室、第4脳室で形成される。
機能として、
・大脳と脊髄の表面を潤す。
・中枢神経組織の頭蓋骨と脊柱に対する①クッションの役割②栄養の通路③神経代謝物の除去の役割④神経機能に必要なホメオスタシスの維持を補助する⑤脳・脳下垂体を目標期間とのホルモン輸送の役割
頭の中へ入る動脈である中硬膜動脈が脳室の脈絡叢という血液脳関門を通過して分泌、元々は血液から濾過されてできた液体が脳脊髄液である。
脳脊髄液は主にくも膜下腔に存在し、脳実質や脊髄実質に付着している軟膜を潤している。
中枢神経組織の頭蓋骨と脊柱に対するクッションの役割、脳と脊髄というのは髄膜の内部で脳脊髄液の中で浮いているような形なのです。
脳脊髄液は、最近TVでも扱われているが主に外傷で硬膜が損傷して脳脊髄液が漏れ出す、いわゆる低脳脊髄圧症候群という状態である。
全量は150mlと非常に微量だが、とても重要な液体なのです。