【対症療法と根本療法】
施術をしたいところにどのような刺激を加えるか、筋肉にスラストをかけるのか?、固有受容器にスラストをかけるのか?、筋紡錘にアプローチをするのか?
などいろいろ言われるが、それに対して一時的に刺激を加えると、筋力が入ったりすることがあるのです。
でもそれはやっぱり一時的なんです。
やっぱり原因を良くしないといけない。
これを刺激により筋肉の興奮状態が起きていれば、一時的にその興奮を抑えてもまた何かスイッチが入ればまた興奮しますから、徐々に興奮がとれなくなるのです。
カイロプラクティックの立場で言うと、一時的に興奮を抑えてもそれは対症療法なのです。
緊張できる時に緊張して、弛緩できる時に弛緩できるような状態になって正常と言えるのです。
それを見つけて、施術をしていかないとどうしようもないのです。
どこまでやっても対症療法になってしまいます。
対症療法の中にも意味が違います。
原因を良くする対症療法と単なる現象を変化させる対症療法とあります。
その場しのぎというのは後者。
それこそ、咳をしただけで元に戻ってしまう、少し動いただけで元に戻ってしまうのです。
そういうところを感じながら、施術を行っていけなければいけないのです。