【抗重力筋 立位での姿勢バランスの変化】
立つと重力が加わる
→抗重力筋が働く
→体を支えて大抵の人は悪い所をかばって立っている状態。
施術の最初は、立位分析から始める。
前後の揺れ、左右の揺れ、第1肋骨の動きの状態
※重いものをもって痛くなった場合は急性の状態、もしくは内臓絡みの急性的な状態、
立位分析でその急性的な症状を呈する姿勢の特徴が出るかもしれないけども、ほとんどの人は痛ければ少し安静にさせて動けるようになってからくる。
救急車でその場でくるということもほとんどない。
たまに今朝ぎっくり腰になって担がれてくるけども、結局そういう人をみてもカテゴリー2のAFTが出ているかと言ったらいない。そのようなことを考えると、立位分析というのは抗重力筋に対しての歪みのパターンをみている。
どうやって立っているかどうやって補正して(筋肉が各々補って)立っているかをみているだけに過ぎない。
その変化を施術前、施術後でみている。
それに急性の症状が出ていればそこから始めていく。
実際に施術を行う時には寝て施術をしていく。
重力の負荷が加わらない状態で施術が始まるので、立ってみた歪みと寝て見た歪みが変わる場合がある。
重力に対しての補正で立っている歪みと寝た状態での補正が働いた状態で見たものは違う。
そういう目線で見ていないと施術はおかしくなる。
姿勢によって変わる箇所は補正によって変わる程度のズレである。
もしくは代償的なズレ。
根本原因はどんな状態でもどんな姿勢でも変わらないのが基本。
寝ても立っても変わらないものが根本原因であり、そこを戻さないと変わらない。
そこに施術の意味がある。
まず歪みをみて歪みのパターンを把握する、寝た時にその歪みがそのままなのか変化してくるのか?
という所でいつどこをどのように施術をするかということが決まってくる。