【仙腸関節の離開 楽になると良くなるは違う】
15歳以上になると仙腸関節の離開が始まる。
そしてほぼその補正によって、頭蓋骨の縫合が固まる。
成長とともにそれが変化していきながら25歳ぐらいで蝶形後頭底結合も癒合したり仙椎も骨化して癒合する。
この状態になると元に戻すのは難しくなる。
柔らかいうちだったら戻すのも難しくない。
変性を起こして固まったものを戻すというのはなかなか困難である。
20歳以上になると理屈的には3段階目と呼ばれる体の歪みをもたらす。
それが外傷やストレス環境によって損傷を起こし補正が働き、固まっていく。
サブラクセイションが起きると、何週間かで変性が始まると言うカイロプラクターもいる。
6か月から2年で完全に退行性変性に移行してしまうとも言っています。
いわゆるサブラクセイションをそのままにして放置しておくと、
それが10代の頃にやってしまってはそこから変性が始まってしまう。
その人の状態悪化のスピードが早まるわけである。
だからなるべく何か起きたらサブラクセイションを取り除くということをしないと、放っといてもよくなるということはない。
一般的に放っといてよくなった健康になろうとする力というのは悪いなりに安定した力であり、良くなっての力ではない。
実際みてみると可動性がないとか過可動性などいろんな形になっている。これらは決して正常とは言えない。
だから何をもって変化したか良くなったかというのを明らかにする必要がある。
症状を楽にする施術と体を良くする施術は違うのである。