【正常と異常 猫背をよくするということ】
正常と異常というのは何を見てそう判断するのか?
よく人と比べてどうかということを考える方がいる。
しかし、もともと他人と同じではないし個人差は大きい。
そのため、その人にとっての正常か異常かを見ていく必要がある。
左右あるものだったらその人の左右でみていく。
その時決して他人と比較はしない。
股関節、膝関節、背骨ならその上下の関節との関係や、あとは歪みや捻れなどをみる。
SOTテクニックに限らずカイロプラクティックは骨である構造物に対して刺激を与えて機能を回復する目的で施術をする。
だからそれが筋骨格系の問題であればそこのアプローチになるし、
内臓機能の問題から起こしたものだったら内臓機能に対してのアプローチでなければいけない。
ロベットブラザーの関係(腰と首との関係、後頭骨と仙骨の関係、側頭骨と腸骨の関係など、これらが関連した動きをもっているという考え方)というものがあるが、必ずそういう代償作用としてバランスをとる骨があるわけである。
このような見方だとどちらが原因でそうなっているかということが大事であるが、そのタイミングでその骨を見ていけばいい。
(鶏と卵の関係のようなもの)
そのため猫背をよくたいと来院される方もいるが、
「この人みたいに背骨をまっすぐにいてほしい」と言われても無理な話である。
それは他人との比較であり、自分の状態を完全に無視しているということになるから。
しかし猫背をそのままにしていいわけではないので、
その人に必要な背骨のカーブ(生理的弯曲)は維持しなければならない。
そして進行、悪化は絶対的に防いでいかなければならないので当院ではそういうことをお伝えし施術を行っております。