【筋力検査】
「脚の力が入って手が揃ったので大腰筋は問題ないです。」
大腰筋とはお腹の奥底にある筋肉
大腰筋もそうだが、この筋力検査は検査をするタイミングがある。
巷に出回っている大腰筋検査はほとんどの人が間違えている。
寝た状態で腕を上げて腕の長さを調べる検査がある。
しかし、大腰筋にテンションが届いていないのにただ腕が伸びないからそちら側の大腰筋に問題があるとし、そこに対して施術を行ってしまう。
そして厄介なことに、確かに短い腕側を施術すると手の長さはそろう。
ここで大事なのはなぜそろっているかということ
それはよくなってではなくて、刺激によって、ウッと硬くなって揃っているだけである。
簡単に言えばボディブローをくらわすだけであり
咳き込んだり立ち上がったりしたらまたもとにもどってしまう。
この腕の長さがなぜ起きているのかというのを考えなければいけない。
その原因が大腰筋なら大腰筋を施術するが、大腰筋じゃないのに大腰筋を施術してもいけない。
その際は腕を引っ張ってみてみる。
大腰筋ではなくその手前の肩や肘が硬くて腕の長さの左右差が出ている可能性を考慮して施術をしなければいけない。
当院ではこの腕伸び具合い、長さ、硬さ、重さで判断して施術を進めていきます。