熱中症、熱射病とその予防
対策法としていろいろなことが言われます。
例えば、
①水分補給
・水だけ
・ミネラルを含む
・塩分を含む
②暑いところで居続けない
・室内を適温にする
・冷やし過ぎない
ただ、これらは万人に共通した対策です。
個々の状態をみていない対策ということが言えます。
個々の対策とは、今の自分の状態がどういう状態かということです。
例えば、
・睡眠はちゃんととれているのか?夜型の生活になっていないか?
・食事は余分なものを摂っていないか?
つまり日々の生活習慣を見直すということです。
人は今の状態を変えることに抵抗があります。
今の状態を維持したまま何かそこへ加える対策はできても、今の自分の状態をまずはどうにかしようという考えはもちにくいのです。
確かに昨今の異常気象は恐ろしく、それが原因というのは1つの視点です。
だからと言って、それだけを理由にしていては自分でコントロールすることができないので、どんどんと不安になっていきます。
理想は異常気象でもそれに耐えられる体を作ることが大切だと思います。
それには、
夜遅くまで起きていては次の日は体に堪えてしまいます
自分の好きなものを食べていては体は簡単に壊れてしまいます。
脳が満足するように食事をしていては体は弱まってしまうのです。
自分の体をまずは強くするという視点をもつということは大事です。
まずは体をシンプルにする。
これやって、あれやって、それもやって、となると体は疲弊してしまいます。
あれ食べて、これ食べて、それ食べて、も一緒なのです。
そうではなくて、
体を休めることが大事なのです。
とにかく、現代人は食べ過ぎてしまうことが多いのです。
昔の人は玄米に一汁一菜の生活で米俵を担いでいたと言います。
女性は5人、10人子どもを産むという人もザラにいました。
これは男性の問題もあるかとは思いますが、
なかなか産みにくい体になっていると言わざるを得ません。
そう考えると、いくら異常気象と言えどもその人の体自身も熱中症・熱射病になりやすい体になっているとも言えます。
この季節に冷たい物、甘い物、肉魚卵、お菓子、生野菜、油を摂り過ぎた生活は、いつか体を壊してしまいます。
自分以外の原因(異常気象)に対して不安があるなら、まずは自分をコントロールすることが大事です。
できることから1つずつ行っていき、強い体を獲得することが熱中症、熱射病対策の第一歩だと考えます。