【対症療法とワンパターンな施術】
対症療法としてその場で楽になってもあまり嬉しくないものです。
そういった状態というのはあまり良い状態が保てないことが多いのです。
どこまでやっても対症療法は対症療法なのです。
症状の原因をみつけて改善しても、その程度ということなのです。
でもやはり痛み症状がもとで楽になる恰好をするということもあります。
腰を曲げてるとか首がかしいでるなど、それにより構造的なものが治らないこともあるのです。
やはりそのへんの兼ね合いもとても大事なのです。
いくら姿勢を良くしてくださいと言っても痛くて腰が伸ばせないのなら姿勢を良くしようと頑張ってもできないのです。
それが内臓絡みで出ている症状ならやはり内臓を早く元気にしないと良い姿勢や良い状態は保てないのです。
だからそこをうまくインディケーターを通して見比べて施術していかないと、ただ骨をアジャストしたから、あとはその人の姿勢や指導をすればいいというわけではないのです。
だから臨床は難しいのです。教科書通りにはいかない。10人いれば10人違うのです。
同じインディケーターが出ても、状況は異なるのです。
だからワンパターンでやってもダメですが、でもワンパターンでやる意味もあるのです。
その意味を考えて施術に組み込む必要があると思うのです。