【第1次呼吸メカニズムとして】
吸気フラットの状態で呼気では少し捻れが大きくなる。
深く息を吸うと次のことがわかる。
第1次仙骨呼吸メカニズムは、仙骨底が上昇し仙骨底が前方へ移動する。つまりこれが屈曲である。
息を大きく吸うと仙骨尖は前方へ。仙骨底は後方へ(上昇する)。
頭蓋及び脊髄硬膜は大脳鎌の前縁を後下方へ動かし、一方小脳テントはわずかに前方へ移動する。
蝶形後頭底結合は上昇する。
蝶形骨は後頭骨と接している時は上昇するが、反対側は下行する。
すると動きのメカニズムで蝶形骨と篩骨(大脳鎌の付着部)は傾く。
そのため大脳鎌の前縁を後ろの方へ動かす。小脳テントはわずかに前方へ移動する。
また、息を吸うと頭の前後径は短くなり、横の径が長くなり、縦の径も長くなる。
頭蓋縫合メカニズムは屈曲状態、大きく吸気を強調することで、頭は屈曲という方向へ全体的に向かっていく。
蝶形後頭底の硬膜は結合部にて屈曲する。すべての正常な頭蓋硬膜は外旋し屈曲方向になる。