【硬膜サブラクセイション】
ヒールテンションというのは硬膜による緊張によって起きた防御反応なのです。
それが上部頸椎を狂わせて起きてる、上部頸椎の硬膜サブラクセイションということも言える。
そのためアジャストをする前は頸椎の1、2番や後頭環椎が動かない状態になっているのです。
それをアジャストすると後頭環椎が動き出し、上部頸椎の配置が正常化していくのです。
だから四肢テクニックでいう寛骨臼から始まって全部アジャストしていくと、最後にアトラス・アキシスをチェックするというのは四肢を良くしていくとそのレベルに近づいていくわけです。
ただ硬膜の緊張が邪魔をしてしまうのです。
だから硬膜の緊張を1つ1つ良くしていきながら補正としての四肢を良くしていくとラインがここまで回復していくわけです。
すると後頭環椎が抜けて上部頸椎が抵抗なく動くようになるわけです。
そうすると硬膜サブラクセイションがなくなるのです。
これは一般的なカテゴリー1であり、本来のカテゴリー1症候、いわゆる急性のカテゴリー1。
だからここでほとんどの人が1ブロックというものをするのですけども、教科書通りなっていないので対症療法ということになる。
そのタイミングで1ブロックをすると確かにHTは消えるのです。
ただ足は揃わない、先に進めないので、その後に何が出るかというと四肢の問題だったり上手くいけばカテゴリーの慢性の問題が出るのです。
だから何を目的にブロックをしているのか?アジャストしているのかということになるのです。
だからここで1ブロックをするというのもあながち間違いではないのです。
ただここでのHTテクニックをするということをしても第1肋骨は出てない状態ということです。
だから本来のカテゴリー1とは言えないのです。
いわゆる上部頸椎の硬膜サブラクセイションということなのです。