【立位、座位で股関節に与える影響】
立位により影響する関節の状態というのは股関節が大きく関与しているケースが多いです。
大腿骨頭が寛骨臼にどういった形で入っていくかというのが重要です。
足が外旋していれば、腸骨は後方に向く傾向にあります。
足が内転していると、大腿骨頭の中心が寛骨臼の上面に向くので、腸骨としたら外転するような動きとなります。
それは股関節にかかる体重の伝達を、良いポジションに戻しているということなのです。
腸骨が外転するということは足の角度は内転を伴います。
逆の状態だと外転になって横揺れが生まれる原因になります。
股関節の軸が安定してくると外転・内転という腸骨の動きの負担も少なくなります。
立った状態と座った状態と体にかかる負荷は大きくことなり、それぞれの意味するものが違います。
そのため座ってよいと思った人でも立つとバランスが崩れる方もいます。
当然座る以外でも寝た状態でも変わってきます。
そういったようにどんな姿勢においてもまずは安定した体を獲得することが重要なのです。