【後頭骨ライン1について、硬膜に関して】
後頭骨ライン1の付着部は小脳テントの付着部、静脈洞でいうと横静脈洞-直静脈洞からの、上矢状静脈洞からの血液が内後頭隆起のところで静脈が集まり、頭から排出される。
後頭骨ライン1の部分と横静脈洞の部分の付着部は全部重なり合っている。
ここが非常に重要となる。例えば胃だったり、T5の部分での硬膜の捻れも出てくるけどもそれらは頭の部分とのつながりと非常に重要になる。
硬膜は頭の中でどこについているのか?
背骨だったらどこについているのか?
硬膜の付着が強いのは上部頸椎、C1・2・3、S2である。
ある先生に言わせてみれば硬膜は全ての背骨についているとのこと。
特に付着の強い部分が上記の椎体になってくる。カテゴリー1の場合だと頭蓋硬膜サブラクセイションと言いますが、カテゴリー1の場合は最初にアジャストする場所が仙骨なのか頚椎なのかを選択しないといけない。頚椎メジャーなのか仙骨メジャーなのか?これが硬膜の付着部が脊柱の部分では仙骨と上部頸椎と椎間、そういう理由になってくる。
頭の中だと硬膜付着部大脳鎌、篩骨についている。鞍隔膜(蝶形骨の体部)、蝶形後頭底結合、側頭骨の錐体部に小脳テントがついて後頭骨、それと大後頭顆、大後頭孔の部分、これらの付着がどこについているのか把握することは重要。
大脳鎌、小脳テント、鞍隔膜、これが基本的な付着部位なので脊柱の部分での背骨の捻れは背骨の部分での硬膜の捻れを介して頭の状態にも影響してくる。頭の状態が変わってくるとCSFの循環も変わる。